現代の肩こりと昔の肩こりの違いとは?

からだ(健康)の常識・非常識

昔の肩こりはグイグイ揉みほぐすと楽になっていた、
でも、最近はきつく揉んでも楽にならない??

その大きな理由は、

現代の肩こりが肩や首の周りにある小さな筋肉をはじめとして、
特に『筋膜』などにダメージが蓄積しているからだと考えられます。

昔の肩こりは仕事の手作業で大きな筋肉を使う肉体労働的に起きていたことが多く、

それに対して、

現代は、パソコンやスマートフォンなどの操作を伴う、小さな筋肉を酷使し続けることが原因と考えられます。

デスクワークが中心で同じ姿勢を長時間続けることで、緊張した状態を体に与え続けることなり、
手先の細かく小さな動きの集積が、肩の深部にある筋肉を硬くする現代的な肩こりを生じているんです。

昔は肩の表層にある大きな筋肉群を強くほぐすことでこりは解消できていましたが、
深層部にある小さい筋肉群にこりができると、
昔ながらのやり方ではそこまで刺激が届かず、
慢性的なしつこいこりが続いていしまいます。

そしてこの凝り固まっている筋肉を包む膜が癒着してしまうのです。

通常、筋肉と筋膜は互いにスライドして自由に動くことができます。

しかし、同じ姿勢や細かい作業を長時間続けたり、繰り返したりすることで、筋膜が筋肉に癒着してしまったり、さらには筋膜同士で癒着していることもあります。

そうなると、筋肉がうまく動かせなくなって、周囲にある血管の弾力性が落ち、動きが鈍り、血流が滞ると、そこに発痛物質を含む老廃物が蓄積していくことになります。

これが筋肉の深部に起こることでこりをどんどんしつこくする悪循環を生んでいるんです。

このしつこいこり、筋膜の癒着を剥がすのが、当院でいつもさせてもらっている押さえながら腕を回したりするやり方です。

やってもらった感のあるグイグイ、ゴリゴリよりも深層部に届き、筋膜の癒着を剥がせるんです。

それに、表層筋も強く揉みほぐすことで筋肉は破壊されより強く戻ろうと修復を繰り返し、それが悪循環となり、結果硬い硬い筋肉になってしまいます。
キズのある所を何度も触り続けると硬くなってくる事を経験されていませんか?それと同じです。

※この投稿は2019年1月25日のタイムラインを加筆修正しています。

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京都の整体院。

お腰やす やまだ整体の家

腰痛・肩こりをはじめとする筋骨格系の痛みやこり・しびれなど、全身調整により多くの不調から脱出する整体。

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