痛みや痺れなどの原因の多くは筋肉で、体力や長寿にも関わる筋肉の重要性を日頃よりお話していますが、
柔軟性のある筋肉とは、実は、長く伸びたり縮んだりするわけではありません。
柔らかい筋肉はゴムのように伸びたりというふうに多くの方が思われていると思いますが、
実は、そうではなく、
筋肉は長くなるほど柔軟性が上がるんです。
筋肉は、筋線維という細胞が束になることで構成されています。
そして、筋線維はサルコメア(筋節)がつながって形成されたもので、
筋線維を鎖、サルコメアを鎖の一つ一つの輪というイメージです。
サルコメアを増やし、筋線維を長くすれば、筋肉の柔軟性は誰でも上がっていくんです。
では、サルコメアはどうすれば増えるのか?
その代表的な方法がストレッチです。
ただし、サルコメアを増やすには正しい方法でストレッチを行う必要があり、ポイントは大きく分けて4つあります。
(1)2~3カ月間は毎日ストレッチを行う
毎日、「早く筋肉を長くしてくれないと切れちゃう!」と信号を送り続けることで、脳がサルコメアの数を増やそうとします。
(2)「イタ気持ちいい」強さで伸ばす
筋肉が切れそうがポイントで、イタイと逆に切れまいとして縮んで硬くなり、気持ちいいでもサルコメアは増えません。
(3)伸ばしたら「20~30秒キープ」を2~3セット繰り返す
1~2分伸ばし続けるよりも、「いったん緩めて再び伸ばす」を繰り返すことが、ストレッチの効果をより上げていくコツです。
(4)ストレッチは硬い筋肉を優先して行う
人はストレッチを行う際、もともと柔らかい筋肉ほど、一生懸命に伸ばそうとする傾向があります。
サルコメアは、年齢とともに数がどんどん減っていきます。それでも、毎日ストレッチを続ければ、何歳になっても柔軟性は向上することができます。
※日経gooday2020/8/19付記事を参照しています。
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京都の整体院。
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